2016年10月12日

医学はもっと人に全人的なタッチを

多くの人の期待に反して、医師が治せる病気はそう多くはありません。医学が進歩したとはいえ「治せる病気」はまだまだひと握りにすぎません。

「現代医学をもってすればどんな病気からも救われる」という錯覚に、医師も患者もとらわれすぎています。

患者に検査や注射、手術という苦痛を与えておきながら、「病気を治すためだから、苦しくとも辛抱しなさい」と我慢を強いてよいのでしょうか。

完全に治せる病のほうが少ないばかりか、人間はいづれ死ぬのです。そうであるなら、許された年限を、できるだけ快適に、苦しみが少なく、不安にさいなまれずに生きていくことのほうがはるかに問はれてしかるべきです。

予測される副作用が、患者のその後の生にどれほどの精神的負担や苦痛を与えるかを十分に考慮せず、病そのものを治すことに心を奪われてはいけないのです。
posted by 田村 季山 at 03:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・老い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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