2016年11月29日

「してもらうのは当然」と、思わないこと

「行政上の老人」としては、してもらう権利もあるでしょう

しかし精神を持った人間としてはそうではありません。

今は若い人まで、社会や国家に何かを要求し、してもらうのが当然と思う時代です。

しかし根本は、決してそうではありません。老人であろうと、若者であろうと、原則はあくまで自立することです。自分の才覚で生きることです。

もっとも私たちは荒野でなく、人間社会の中で生き、人間社会のルールにしたがって自分の欲望を犠牲にする面もあるのだから、その反対給付として、社会に保証のようなものを請求するのも当然かもしれませんが、してもらうという立場は、その結果のわりに意外と当人にしあわせを与えないものだということを、はっきりと覚えておくべきだと思います。

自立の誇りほど快いことはありません。社会にしてもらってもいいでしょうが、そのほかの部分では、自分が自らすることの範囲をできるだけ広く残しておかなければ、欲求はますます増え、そのために不満も比例して大きくなるのです。
posted by 田村 季山 at 03:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・老い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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