2017年04月12日

老後にまでスケジュールを組まない

老後は人生の余暇です。だからまず、のんびり暮らすこと。ゆっくり暮らすことを基本とすることです。

定年退職者に退職後の一日のスケジュールを書いてもらうと、睡眠と食事の時間しか埋まらず、あとはまったく白ということがよくあるそうです。そこで、カウンセラーはこれではいけないから趣味を持ちなさい、やることを見つけなさい、空白のスケジュールを黒く埋めなさいと勧めます。本人も、そうかこのままでは無為無策のままボケてしまうと必死で生きがいを探しに走り、趣味つくりに励みます。

しかし、その「必死の思想」、一生懸命ガンバル生き方をまず捨てることから老後をスタートさせるべきなのかもしれません。

必死は現役時代までで十分じゃないですか。忙しく、緊張して、やりたいこともガマンして必死で働いてきて、その報酬として、やっと老後という時間のゆとりが得られたのです。そのゆとりの時間まで必死で何かしようとするのは、会社人間が仕事とは違う別の「必死さ」を見つけたに等しいのです。必死の対象が仕事から余暇へ変わっただけで、本質は何も変わっていないのです。

何もしなくていい、どこへも行かなくていい、誰にも会わなくていいのです。義務から解放された自由な時間にたっぷりと恵まれているのは老後にしか味わえない特権です。だから、その喜びをまずじっくりと味わいながら、のんびりゆっくり、スケジュールなどにとらわれずに余裕を持って暮らすこと。それが第一です。

posted by 田村 季山 at 03:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・老い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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